「ワークス・オブ・エルヴィス」には次のように紹介されています。
この「サレンダー」はイタリアのバラード・ソングで、ナポリターナの女王ともいわれる<帰れソレン卜へ/Tarna a Surriento>を原曲としている。
原曲の方は1962年のピエディスグロック・ソング・フェスティバルで発表されたもので、作詞をダヴィ・デ・クルティス、作曲をエルネスト・デ・クルティスの兄弟が担当した。
このふたりは19世紀末から20世紀初頭にかけて多くの名作を発表している。ソレントは湾をへだててナポリの対岸の避暑・避寒地として知られる観光地で、とても風光明媚な所。
アメリカでは<ComeBack To Sorrento> というタイトルでディーン・マーティンらがレコーディング。60年に原曲に新たな詞をドク&モートが作り<イッツ・ナウ・オア・ネヴァー>に続くイタリアン・ソングである。ヨーロッパでも大ヒット(イギリスでは1位)500万枚以上を当時売り上げた
口づけでハ一トに火がともる
不思議な気持ちが燃え上がる
俺がキスをするたびに
お前のハ一トも燃えさかる
だから、もうあきらめて
お前の愛を渡しておくれ
この腕で抱きしめたい
月が明るく輝く下で
星が全てを語ってくれる
愛の素晴らしさを
この魔法の一夜を
愛の夜へと変えるのさ
だから、もうあきらめて
その唇、腕、ハ一トの全てを
永遠に、今夜俺のものになっておくれ
「もうあきらめてくれ」と歌っているものの。その実態はいささかも手を緩めようとしない難攻不落の女性に恋い焦がれて発狂寸前に追い込まれているのは男の方。
どうして女性はそんなに残酷になれるのか、恋の駆け引きの余裕もなく、エルヴィスは恋の炎を全開にして、ひたすら疾走します。
その先に待っているのは、恋から降りて愛に身を捧げる男の涙か。
「あきらめる」とは「あきらかにする」ことです。
真実を知ることです。
Surrender〜「真実を知らせてくれ」とエルヴィスは歌います。
明るい太陽の下で、夜にはそっと、力強く抱きしめ、
ふたりの真実を育んでいこうと、
エルヴィスは情熱的に真摯に心をこめて歌います。
それがこの歌のすごいところ。
関係ないが、
「愛すると言うことは、その人と自分の人生を愛おしく想い、大切にしていくこと。(高倉健)」
・・・・その言葉が思い出されで、熱くなる。
When we kiss my heart's on fire
Burning with the strange desire
And I know each time I kiss you
That your heart's on fire too
So my darling, please surrender
All your love so warm and tender
Let me hold you in my arms dear
While the moon shines bright above
All the stars will tell the story
All the love and all it's glory
Let us take this night of magic
And make it a night of love
Won't you please surrender to me
Your lips, your arms, your heart dear
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